コラム
ひとり美容室・小規模サロン向け予約システムの選び方
ひとり美容室・小規模サロンの予約システムは、費用の内訳とひとりでも回せる操作性、受付ルールの細かさ、指名やメニュー管理・顧客カルテへの対応、予約ページの見た目を調整できるかで選ぶと失敗が減ります。
ひとり美容室・小規模サロンならではの見るべきポイント
予約システムの機能は多くの製品で似通っていますが、ひとりで店を回す美容室や、スタッフが数名の小規模サロンでは、見るべき優先順位が一般的な比較記事とは変わります。「機能が多いか」ではなく「ひとりでも運用が回るか」を軸に、次の6つの観点で比べるのがおすすめです。見るべき点はこの6つです。
- 費用が「基本料金+店舗追加」のようにシンプルな骨格で説明されているか
- 電話や店頭で受けた予約を、ひとりでもその場ですぐ登録できるか
- 予約の受付日数やキャンセル期限などの受付ルールを、店の運営に合わせて細かく設定できるか
- 指名やメニューの管理に対応しているか(スタッフが1人でも無理なく使えるか)
- お客様ごとの来店履歴やメモ(顧客カルテ)を残せるか
- 予約ページの見た目を、お店の雰囲気に合わせて調整できるか
以下では、この6つの観点をそれぞれ詳しく見ていきます。比較検討の材料として、CALVOが実際にどのように対応しているかも合わせて紹介します。
費用は「基本料金+店舗追加」の骨格で比べる
見るのは金額の大小だけではありません。料金プランは製品ごとに構成が違うため、金額だけでなく「何が基本料金に含まれ、何が追加費用になるか」の骨格を確認します。店舗数が増えたときの追加費用や、無料トライアルの有無・期間、契約の縛りとなる最低利用期間の有無まで、比較の対象になります。
CALVOの例
構成は単純です。CALVOは基本料金に1店舗分の利用が含まれ、店舗を追加するときだけ費用が加算されます。
| 基本料金 | 月額3,300円(税込・1店舗の利用を含む) |
|---|---|
| 店舗追加 | 1店舗あたり月額1,650円(税込)を加算 |
| 無料トライアル | お申込みから14日間(自動的に有料契約へ移行) |
ひとり美容室・小規模サロンの多くは1店舗運用なので、基本料金だけで使い始められるかを確認しておくと、想定外の追加費用を避けられます。また、無料トライアルの期間中に解約した場合に料金が発生するか、期間終了後に自動で有料契約へ切り替わるかも、事前に確認しておきたい点です。ログインアカウントの数やお客様アンケートの項目数のように、標準の範囲を超えたときだけ加算される項目もあるため、自分の店の運用が標準の範囲に収まるか見ておくと安心です。
CALVOの例
ログインアカウントは5個まで基本料金に含み、6個目以降は1アカウントあたり月額330円(税込)を加算します。アンケートも5件まで基本料金に含み、6件目以降は1件あたり月額330円(税込)を加算します。ドメインは独自のものを使う場合、1つあたり月額1,100円(税込)が別途かかります。
ひとりでも回せる操作かを確認
鍵は操作の手数です。電話や店頭で受けた予約を、施術の合間にひとりで登録できるかは、日々の運用が回るかどうかを左右します。管理画面を開くたびに複数の画面を移動する必要があるか、それとも1つのカレンダーから登録・変更まで完結するかを確認します。
CALVOの例
操作は1画面で完結します。管理画面のカレンダーで空いている時間をクリックすると、そのまま新規予約の入力画面が開き、メニューを選ぶと所要時間から終了時刻が自動で入ります。予約は仮予約・確定・来店・完了・キャンセル・無断キャンセルの6種類の状態で管理でき、状態を切り替える操作もカレンダーの画面から行えます。
お客様を新規登録する画面と、予約を入力する画面が分かれていると、電話を受けながらの操作は手間が増えます。登録済みのお客様を検索してそのまま予約に紐づけられるか、新規のお客様をその場で登録できるかも、あわせて確認しておきたい点です。
受付ルールを店の運営に合わせて細かく調整できるか
細かなルールほど差が出ます。予約枠の単位や、何日先まで予約を受けるか、当日キャンセルをどこまで防ぐかといった受付ルールは、ひとりで施術と受付を兼ねる店ほど影響が大きくなります。項目ごとに数値で設定でき、あとから見直せるかを確認しておきます。
CALVOの例
すべて数値です。予約枠の単位(15分・30分・60分)、受付可能日数、受付の締切、オンラインキャンセルの期限を数値で設定できます。これらは店舗ごとに持てるため、複数店舗を運用する場合も店ごとに運用を変えられます。
指名・メニュー管理への対応
体制によって必要な機能は変わります。スタッフが1人だけの美容室では指名の仕組みが不要な一方、スタッフが数名いる小規模サロンでは指名の有無が予約のしやすさに直結します。店の体制に応じて、指名を必須にするか任意にするかを選べるかを確認しておくと、規模が変わっても同じシステムを使い続けられます。
CALVOの例
指名は任意です。お客様がWeb予約ページでメニューを選んだあと、担当スタッフを選ぶ画面が続きますが必須ではありません。スタッフを指名する運用のお店ではスタッフ別の空き状況がそのままカレンダーに出るため、ひとり美容室では指名の画面自体を出さずに運用でき、スタッフが増えたら指名を使う運用に切り替えられます。
メニューについては、メニューごとに所要時間や価格を個別に設定できるか、メニュー数が増えても管理画面での見通しが悪くならないかも比較の対象です。カットとカラーのように施術を組み合わせる予約が多い店では、メニューを複数選んだときに所要時間が正しく合算されるかも確認しておきます。
顧客カルテ(履歴・メモ)を残せるか
記録が残るかは接客の質に関わります。常連のお客様が多い美容室・サロンでは、施術内容や好みをメモとして残せるかどうかが、次回以降の接客の質を左右します。来店履歴が自動で積み上がるか、手入力が必要かも確認しておきたい点です。来店回数や利用額が一覧で見えると、久しく来店のないお客様への声かけなど、日々の接客判断にも使えます。
CALVOの例
メモ欄があります。顧客登録にはメモ欄があり、施術内容や好みなどを自由に書き残せます。予約が完了になると来店履歴として積み上がり、顧客カルテには来店回数・予約件数・累計利用額・キャンセルや無断キャンセルの回数・初回と最終の来店日がまとめて表示されます。電話や店頭だけで来店したお客様も、来店記録として手動で登録できます。
予約ページの見た目をお店に合わせられるか
第一印象を決めるのは予約ページです。お客様が触れる予約ページの見た目が、雰囲気に合うかも確認します。配色を選べるだけか、ヘッダー画像まで含めて調整できるかで、印象は大きく変わります。設定の変更に開発者への依頼が必要か、管理画面からその場で反映できるかも、開店準備の期間に関わります。
CALVOの例
予約ページの配色は5種類のテーマから選べるほか、お店独自の3色配色にカスタマイズすることもできます。ヘッダー画像・背景画像もお店ごとに設定できるため、内装や雰囲気に合わせた見た目に調整できます。スタッフの表示形式も、写真つきカードかサムネイルと名前の一覧かをスマートフォン向けに選べます。
価格表の見やすさだけで選ぶと後で困ります。ひとり美容室・小規模サロンの予約システムは、費用の骨格・ひとりでの操作性・受付ルールの細かさ・指名やメニュー管理・顧客カルテ・予約ページの見た目という6つの観点で比べると、実際の運用に合うかどうかが判断しやすくなります。これらの観点は、ひとり美容室・小規模サロンに限らず、スタッフが増えたときにも同じ軸で比較できます。料金プランや操作画面は資料だけでは分かりにくいことも多いため、無料トライアルなどで実際の管理画面を触ってから決めることをおすすめします。美容室・サロン向けの機能や画面をまとめて見たい方は美容室・サロン向けページもあわせてご覧ください。